初詣巡り(後半戦)

武田の初詣巡りの後半戦のお話です。

そもそもなぜ前半・後半に分けたかというとですね。ブログの更新回数を1回稼ぎたい…というよこしまな考えもあるのですが、後半に紹介する神社が少し歴史的におもしろいので、ぜひ皆さまに紹介しよう!と、分けさせて頂きました。長文となりますがお付き合いください。

後半に紹介するのは

【鼓岡神社】【西山神社】【城山神社】の3つ。この3つは武田が小学校の遠足などでしょっちゅう訪れた神社。何となく私の思い出の場所でもあるのです。ちなみにこの府中という町は、讃岐(香川)の国府(国の中心)があった場所と言われております。

まず、鼓岡神社は少しではありますがまたも階段の先にあります。

ここは平安時代の末期、保元の乱で負けてしまい讃岐へ配流となってしまった崇徳上皇の行宮(住居)があった場所です。ご隠居されるまでの6年間をここで過ごされたそうです。この周辺には「菊塚」や「怨塚」という崇徳上皇にちなんだ遺跡も残っています。

 

その行宮を模して大正時代に作られた凝古堂という建物。外灯ついてるけどね…。

 

「啼けば聞く 聞けば都の恋しきに この里過ぎよ 山ほととぎす」

鼓岡で崇徳上皇がホトトギスの声を聞き、深く都をしのんでこの歌を詠んだそうです。それを耳にした村人が気を遣い、以来鼓岡一帯ではホトトギスが鳴かなくなったといいます。その後、ホトトギスを供養し杜鵑塚を社内に建てました(すみません、写真撮っておりませんが…)。今考えるとホトトギスからしたらとんでもなく迷惑な話だよなぁ…と思いつつ。

そして途中で西山神社に寄り最後の一社へ。

 

【城山神社】

城山神社は式内大社といわれる由緒ある神社で,讃岐国を統治したとされる国造(くにのみやつこ)神櫛王(かんぐしおう)が祀られています。偉そうに書いていますが、武田はちょっと詳しくは分かりません…。

そしてこの境内を正面に見て左手に「雨請天満宮」なるものがあります。入り口前で火を焚いており、全く写真を撮れませんでした…度々すみません。実はこの「雨請天満宮」ですが、あの大宰府天満宮で有名な学問の神様、菅原道真にゆかりの神社なのです。菅原道真は4年間この香川(讃岐)に赴任しており、その後色々あって大宰府に左遷されています。菅原道真が讃岐の国守となったとき、干ばつに苦しむ城山で神に雨の祈祷をしたところ雨が降ったというお話があります。

まさかこんな近くで歴史上の有名な人物がいたなんて…。

そんな思いにふけりつつ最後のスタンプ押印。

これで制覇!

社務所でこれを見せると…

破魔矢をもらえます。無料でこんなに良い物をもらえるなんてありがたいイベントです。一年間良いことがあるといいなぁ…と思いながら頂戴しました。

 

後半は何だか歴史の話になってしまいました。長々とお付き合い頂きましてありがとうございました。