高知と言えばやはり「坂本龍馬さん」。幕末の志士、新しい時代を切り開いた立役者のひとり、皆さんご存じですよね。粗野な風貌のなかに時折みせる凛とした光る眼差し、でもニカ~っと笑うと何とも言えない、人を惹きつけてしまう人たらし。私が勝手に想像する龍馬さんの姿です笑(因みに某ドラマの内野聖陽さんの龍馬さんが一番イメージに近いかなと、これまた勝手に思っています。)
桂浜にある「坂本龍馬記念館」には毎年300通を超える年賀状も届いているそう。そんな全国レベルで絶大な人気を誇る龍馬さんと最も縁が深いと云われる酒蔵が、高知県佐川町にある慶長8年創業の「司牡丹酒造」さんです。
坂本家本家の屋号は「才谷屋」、司牡丹酒造竹村家の屋号は「黒金屋」と云って、坂本家の「才谷屋文書」には佐川の酒屋と交流があったことが記されており、また家系図によると「才谷屋」と「黒金屋」は姻戚関係にあった可能性があることも、示されているのです。
さらに、司牡丹酒造、竹村家本家には龍馬さんが甥の高松太郎さん(海援隊隊士)に宛てた手紙が所蔵され、代々受け継がれております。
様々な思想が絡み合い、新しい日本が創られたそんな時代、龍馬さんが命を懸けて駆け抜けた時に思いを馳せながら飲む高知の地酒「司牡丹」。
私のおススメ第一位はダントツで「船中八策」! 高知伝統の淡麗辛口、司牡丹酒造竹村社長曰く、「一口では物足りないが、食が美味しくなり、ついつい杯が進む酒」とのこと、まさにその通り!! この名前の由来はそう、もうお分かりですよね。
おススメ第二位は「山柚子搾り」! 高知県産柚子の芳香がそのまま残ったフルーティかつ爽やかな低アルコールリキュールです。口に含んだ時の何とも言えない香りと味わいのコラボレーション、私は日本一美味しい柚子リキュールだと思っています!
そして第三位は「仁淀ブルー」! 「日本一水のきれいな川」とも云われる「仁淀川」は、石鎚山を源とする今や高知県の代表的な清流です。「仁淀ブルー」と呼ばれる神秘的な美しさが昨今話題になり、高知市から近いこともあって観光客も年々増えております。当然のことながら、司牡丹の仕込水はこの仁淀川水系の伏流水。豊富に湧き出ている軟水から生まれる美味しさはまさに絶品です!
美味しい日本酒の数々とお魚に加えて、高知にはこれまた美味しいお肉や野菜も盛りだくさん! 司牡丹とお料理のマリアージュを心置きなくお楽しみ頂ける日が、一日でも早く来ることを願ってやまない真莉生がお届けいたしました!