お久しぶりでございます。
時はあっという間に過ぎ、もう10月です。
秋。秋と言えば祭りです。
祭りと言えば皆さんは何を思い浮かべますか?
地域などによって思い浮かべるものは様々なものだと思います。
ですが秋のお祭りと言ったらなんといってもだんじり!
地域や風習によって「神輿」と言ったり「屋台」と言ったりと様々なようですが、
今回はだんじりと言わせていただきます。
今治市の東隣に位置する西条市。
水の都と言われ、一部地域では水道も湧き水を使用する関係で上水道が無い≠水道費無料という有難いものまであります。
そんな西条市ですが、毎年10月に西条祭りが行われます。
西条市内4つの例大祭の総称を呼ぶそうで
・伊曽野神社(いそのじんじゃ)
・嘉母神社(かもじんじゃ)
・石岡神社(いわおかじんじゃ)
・飯積神社(いいづみじんじゃ)
で行われる五穀豊穣を感謝するお祭りの総称とのことです。
4つの中で最大の例大祭、伊曽野神社の例大祭。
私はそこへ参加してきました。
一部地域では、喧嘩する祭りとも言われているそうですが、
それが事実かどうかはあえて言いません(・・;)
まずは以下の写真をご覧ください。
撮影:10月15日 午前3時ごろ 伊曽野神社境内にて
若干遠くからの撮影なので、ひっそりとしただんじりに見えますが、、
近くで見ると、かなり迫力ありです。
10月15日、16日で行われた西条祭りですが
ほとんど一睡もせず夜通しかけて行う祭りなんです。
15日は日付が変わってすぐにスタート、そのままほぼぶっ通しで16日の夕方過ぎまで…
それぞれ地区ごとでだんじりのデザインも若干違うのもまた見どころでもあります。
最上部の幕から木彫りのデザインまで、遠くから見たら同じに見えても近くで見るとデザインの差に気付かれるかと思います。
15日朝5時過ぎ
日も登ってきて、明るくなってきました。
これは伊曽野神社の御祭神、天照大御神の荒御魂が中に祀られた神輿です。
西条では「神さん」と呼んでいます。
結構なだんじりが市内を練り歩きますので、なにかとだんじりに目が行きがちですが実はお祭りの主はこの「神さん」。
だんじりは、簡単に言ってしまえば神さんの引き立て役の様なもの。
だからみんなは余計に祭りに力が入るんです。
16日朝1時過ぎ
町内に住む人たちからお酒だったりを貰いに回る「花集め」。
それも無事に終わり、次の舞台は御旅所と言われる、いわば神様がお祭りの為に泊まる場所です。
地域の約80のだんじりが、宮入りといって神様を迎えに行くよなことを順番に行っていきます。
辺り一面だんじりだらけ。
太鼓の音、鐘の音、人々の音頭の歌声。
それはもう大迫力です。
明るくなると、西条市内を練り歩きます。
これは、市内の神様にもだんじりを見せるという意味があるそう。
朝から夕方の川入りまで、長い距離を歩きます。
休憩中の一コマ。
だんじりにはそれぞれ順番があり、その順番通りに練り歩かなければならないという風習があります。
なので、前が閊えると後は大渋滞。ですが、この頃にはみんな疲れが出始める頃。
そこはみんな理解があるようで、ご想像のような喧嘩はありません。
数時間歩いてようやく川入り。
約80のだんじりが賀茂川に集まってきますが、
その内、川に入れるのは約8つの地域のだんじり。
私が着いただんじりは、川入りするだんじりだったので
一緒に川入りまでしてきました。
川入り前の様子。
すべてのだんじりを待ってようやく川入りとなるので、早くに着いたら待ちぼうけを食らうことになります。
日も暮れかけているときの川辺はまぁ寒いこと。
もし参加されることがあるなら防寒対策も必要です。
(とは言っても、実際に川入りする人は防寒対策をすることはほぼ無しです)
今年は訳あって例年より約1時間半ほど遅れての川入りでしたが、計2日間、貴重な体験が出来ました。
皆さんもぜひ、来年見に来てみてはいかがでしょうか??
以上、広島出身の20代でした!
【西条市HP】